第二回業務管理システム事業会議

第二回 業務管理システム事業会議が令和7年4月14日(月)にオンラインで13名の参加者により開催され、今回はシステムの最新動向と前回実施したアンケート結果を踏まえ、GPSアプリ開発について協議しました。
■各社の状況報告
A社:2月より本格稼働を開始。請求書等の修正作業中だが、おおむね順調に運用中。
B社:以前は既存システムとの二重入力を行っていたが、労力が大きいため現在は停止。深尾さんとの打合せで、必要な改修費用は約50万円。改修に数週間、実装に1~2か月、営業部門での本格運用まで約1年かかる見込み。売上分析の導入や、売上を担当者別に管理したい一方、請求先は1社にまとめたい意向
C社:請求は他ソフトと連携を検討中。ただし、PDFでの送付で済む場合はシステム内で完結させたい意向。マージンの表記に課題があるが、システム業者から「単価にマイナスは不可だが、一括値引きは可能」との回答あり。
D社:運用に慣れてきた。マスタに「代理店区分」の項目があるが、機能が付随していないため、今後の拡張性に期待。報酬はシステム一本化により、月2回の配布スケジュールにおいて、給与確定前でも前半のコストを拾えるよう改善。手当については別途計算が必要。
E社:別事業所での必要改修が確定し、見積も取得済み。配布員の指示までをシステムで対応し、報酬・請求データはCSV出力し、別ソフト(弥生)と連携。
F社:改修は極力費用をかけずに実施中。現在のところ大きな改修要望はなし。
G社:旧システムとの二重入力によるミスが発生しており、報酬管理の移行を検討中。
現在、システム作成会社は契約会社と1~2週間に一度の打合せを実施中。その他の会社についても、オンラインでの迅速な対応を予定しています。
また、稲葉さんより「システム会社に契約会社を訪問してもらうための予算がある。12月までに計画すれば対応可能」との連絡がありました。目的は各社の利便性向上です。
次にGPSアプリ開発についての議論が行われました。
前回のアンケート結果を確認のうえ、GPSアプリ開発を進めるか否かを話し合いました。
回答数が26社/91社と少なく(この中には委員会メンバーも含まれる)、そもそもGPSに対する関心が薄いのでは?という疑問が出ました。
「組合員が独自に開発したGPSを提供し利益を得ている状況下で、組合が競合する形で新たに開発するのは賛同しにくい」との意見もありました。
「回答率の低さから、ニーズがあまり感じられない。既存のものを紹介する必要すらないのでは?」との意見も見られました。
技術的な懸念点も指摘がありました。iPhoneは問題ないが、Androidはバージョンやキャリアの違いが多く、設定の個別対応が必要。社員でも軌跡が取れない場合がある。そのため開発コストが高額になりやすく、採算をとるには相当数の導入が必要。
代替案としては、GPSではなく、チラシにQRコードを付け、住民が読み取ることで反響を可視化し、ポイントとして楽天ポイントやTポイントに変換できるシステムの検討もあり。ただし、印刷の手間がある点が課題。しかし、GPS携帯の支給や個人情報の管理が不要になる利点も。
結論としてさまざまな意見が出ましたが、結論の取りまとめは次回会議で行う予定です。